結婚しました。そして、5月末に結婚式をしました。 「 結婚式なんて柄にもないわ」と相方に言い張っていましたが あまりに結婚の実感がないので、やっぱりやることにしたのです。 どうせなら愛媛の親戚にも来てほしいなということで パーティーじゃなく、きちんとした式を…と話は進み、 和装だけでいいと思っていたけれど、 「一生に一度だよードレスも着たほうがいいよー」と友人に唆され よし、じゃあドレスも着てみるかーと、試着にも行きましたが、 なんか…どうせなら作りたーい。となってドレスを作ってもらいました。 こうして話は大きくなり、大好きな人たちをよんで盛大に結婚式と相成ったわけです。
準備は、確かに大変でしたが、そんなのすぐに吹っ飛んでいくほどに 夢のように楽しい一日でした。
祝辞やスピーチでは一生分のお褒めの言葉をいただき ミュージシャンの友達が私達のために歌ってくれ 展覧会を共に作ってきた白井さんが生き生きと司会をしてくれ お笑い芸人でもないのに近所の友人が漫才で盛り上げてくれ、 愛媛から来てくれた祖母に、声だけで私をあててもらうゲームをしたり、 久々に三人で演奏したバスロマンスも、
結婚式は、これまでの人生のご褒美みたいでした。 今までの粗相も、ご迷惑もなかったことにして みんなが私達に向けて拍手してくれました。
34年間の中で一番大きな花束をもらいました。
最初から最後まで泣きっぱなしの一日でした。ほんまにありがとう。
生まれ変わったみたいに、朗らかで爽やかで。 それこそ柄にもないのですが、幸せという気配ですね。 けど、やっぱり私は私にしかなれなくて、 結婚したからといって、消し去れないものばかりです。 生まれてくる言葉は天邪鬼に、今の状況を怖がっています。 慣れない、慣れてはいけないものだとどこかで思っているのかもしれません。
たくさんたくさんの花束をいただいた私は、 胸を張ってこの先も私の道をまっしぐらに走ります。 そして、こんなヘンテコな私を選んでくれた寛大な相方を これからも一生の親友にもてることは奇跡のようなことです。 ときどきハイタッチしながら、切磋琢磨していきたいと思います。
これまで出会ってくれたみなさん、本当にありがとう。 これからもどうぞよろしくお願いします。
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