3日目に紹介するのは「大空/尾崎放哉」放哉の句集ですね。
引きこもり生活が1ヶ月突破なんですよね。いや、一ヶ月ほぼほぼ家から出てないって
なかなか極まってきてますよ、いろいろ。
そこで孤独のプロ、尾崎放哉です。
この本は小豆島の、放哉が最後を過ごした庵が
今記念館として残っていて、そこで、もう8年ほど前に買いました。
尾崎放哉にどはまりした時期がありました。
真似して自由律俳句を作ってみたりした時期が。
放哉というと
・咳をしても一人
・障子あけて置く海も暮れきる
みたいな、しーんという音が聞こえそうな
淋しさ染みる句が多いイメージですが、
「小豆島にて」の章には
・朝がきれいで鈴を振るお遍路さん
・小さい島に住み島の雪
のような綺麗で淋しい中にも人の温かさを感じるものも多いんですよね。
天才かよ!と唸った句も紹介します。
・爪切つたゆびが十本ある
・なんと丸い月が出たよ窓
視点のすごさ!!!同じ景色、当たり前のことで
こんなに研ぎ澄まされた一文。すさまじい!狂気にすら思える。
ということでじっと放哉の句を読み直している日々であります。
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