右手と左手

寒くなってきました。
木造の一軒家に引っ越して、
ますます寒がりがひどくなりそうです。
右手が冷たくて、ふと左手を握ったら
もうひとりの私と手をつないだような気持ちになった。
もしも、世界にたった一人になったとしても
最後まで右手は左手を握り続けるのだろうなと
ふと、そんな温かい気持ちになった。
これまでよく生きてきましたね。
そうやって過去の私たちはいつだって
今の私を抱きしめるだろうと思うのです。
こんな気持になるなんて、私も年をとったなあ・・・
とはまだ思わないけど、
よくよく、後悔なく余すところなく
生きてきたなと思う。

「いっぴき」を出して以来
すこぶるに忙しくて、ありがたいことです。