とげ

今日は888ブックスさんのギャラリーにて
絵本「赤い金魚と赤いとうがらし」の
絵を描いてくれた、福田利之さんとトークイベントでした。

たくさんのお客さんに囲まれて、おめでとうってお祝いできるのは
幸せなことですね。
そして何よりも、とてもとても満足のいく作品になったことが
一番幸せなことです。

それは、かっこよく言うと
売れても売れなくても、どっちでもいいというくらいに
私は思いっきり、物語を書けました。

嘘ですよ、売れてほしいですよ。

でも、それくらいの勢いで文に向かえたのは
私を信じて待ち続けてくれたmille booksさんと
私の勢いを読み取ってくださり
主人公の金魚「ピッピロ」を、自由に泳がせてくれた
福田利之さんのお陰です。

今日のトークセッションで
福田さんのとげとげが、ちゃんと見えました。
私たちは多分、とげとげ仲間ですね。
私は詩の中でしかそのとげとげを出せません。
トークなんかでは特に出せません。
福田さんは正直に生きているなあと思った。
私も、もっと正直に自分の勘を大事に
いい匂いを探し当てていきたなあって思いました。