新春みかんの会 その2


前回のエッセイに続き
「新春みかんの会」の
ワークショップで作られた
詩と朗読を発表したいと思います。

今回は、夕方の部のグループが作った詩を紹介します。
タイトルは昼の部と同じ「みかん」です。

「みかん」

しもやけとストーブ 中学のスキー部

ベートーベンに見られながら 無防備な二人

終わらないでほしい会話

離れられなくなるから 今は持たない

こたつ 手荒れとニベア

こたつ 猫と母の声

黄色い指先

一皮むけても みかんはみかん

初恋の味不知(あじしらず)

「甘い?」 「甘いだけじゃない」

カメムシ苦虫 踏んづけて

それでも君を思うのでしょう

みかんの皮はすぐ剥けるけど

明日も部活

 

朗読は、高橋久美子のkikimimi 1月25日分の中で聞けます。
http://www.fm807.jp/kikimimi/index.html

 

 

夕方の部も、個性的な詩ができましたねー。
ベートーベンとかニベアとかスキー部とか、具体ワードで
ぐっと風景の見える詩になりました。
そして、こたつ を二回繰り返したこと
ストーブとスキー部 と韻を踏んだことなど
声にだしたときに面白い、ギミックも効いていますね。
明日も部活 という終わり方も青春の代名詞みたいでいいです。
楽しい作詞の会でした。

部活繋がりでいうとこちらも。
「詩作朗読部発足 表現って楽しい!」
http://takahashikumiko.com/news 
大人の部活を全6回で開講しちゃいますよ。
10名ほどの詩作朗読部、是非あなたも部員になりませんか?

丁寧に、その人にあった指導をしていきたいと思っています。
あとは、毎回思い出のお茶と、お菓子を我家から持っていく予定なので
楽しみにしていてくださいね。聴講生も同時に募集しております。