『わたしの農継ぎ』出版!!



 

ミシマ社より、9/17に
『わたしの農継ぎ』を刊行します!!

愛媛と東京を行き来しながら、作家と農家の二足の草鞋を履き3年。
その喜びと葛藤の全てを記した本です。
実家に農地を持っていてどうするか悩んでいる方にも、
食に興味がある方にも、都会で暮らすあなたにも、
是非読んでいただきたいです。

なにか、腹の底から力が湧いてくる一冊なのではないかと
思います。


稼ぐためではなく、風景や知恵や種を、受け継ぐために。

地元(愛媛)では農、東京では作家。
チームで畑をして、ときにバンド活動も。

模索した、新しい農のかたち。
農業にかぎらず、あらゆる分野で継承の問題に奮闘する方たちへ贈る一冊。

――本文より――
その人の人生の一部に土があるということ。それは農業うんぬんの前に、生きることや生命のルーツを知ることにもなると思う。自分の食べるものを自分で採取するという行為は、あまりにも現代人の生活に欠けていて、それなのにあまりにも生物の根本だった。

畑は、本当は世界で一番豊かな作業場だ。忘れがちだけど、宇宙にいつも触れることができるのだから。さまざまに五感を刺激され、それを音楽とか詩に昇華し、畑帰りに曲を作り歌う日もある。

私たちのように職は別に持ち、自給自足+αを目指して活動する農家が、もっといてもいいはずだ。そして、やれなくないよ、とここに記したい。

目次


2022.01~03 冬 木と人の世代交代
2022.03~05 春 動物たちとどう生きるか
2022.06~08 夏 真剣な遊びとしての畑
2022.09~11 秋 お百姓は忙しすぎる
2022.12~2023.02 冬 黒糖作りを継ぐ
2023.03~05 春 農業は半分が土木
2023.07~08 夏 チームでする農業
2023.09~11 秋 わたしの農継ぎ
2023.12~2024.02 冬 石積みを継ぐ

  • 定価1,800 円+税
  • 判型四六判並製変形
  • 頁数240 ページ
  • 発刊2024年09月17日
  • ISBN9784911226094
  • Cコード0095
  • 装丁鈴木千佳子